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■私の食育■



炊き合わせ

食育とは、やはり子どものためのもの。子どもの将来のためにに何ができるかだと思います。「料理は愛情」といいますが、食育もまた子どもに対する愛情なのです。

では、子どもが将来にわたって豊かな食生活を送るために、私たちは何をしたらいいのでしょうか。さまざまな方法がありますが、遊々は第一に味覚教育(*1)だと思います。それも10歳くらいまでに。

「味の話」−「おいしさの構造」で書いたとおり、「味」、「おいしさ」はとても大切なものです。子どものころから「おいしい経験」を積み重ね、本物の素材の味を舌に記憶することが効果的な食育だと思うのです。

例えば、野菜を嫌いな子どもは、野菜の本当のおいしさを知りません。野菜を嫌いな子どもに、野菜の栄養的価値を説いても、食べてもらうのは難しいのではないでしょうか。そんな子には、おいしい野菜の経験を(*2)。

もうひとつは、「食」に興味を持ってもらうこと。そのきっかけとしての料理教室です。小浜市のキッズキッチンは、とても良い取り組みです。料理の好きな人は、「食」に関心を持ちます。食材や調味料に興味を示し、バランスのとれた料理を作ろうとします。できれば、幼いうちから、家庭で料理する子どもが増えていくのが理想。大人になっても、箸も使えない、包丁も持てない人をなくしたいものです。

最後は、家庭ぐるみの教育。教育関係者に、学校での食育のことを聞く機会がありましたが、その方はこう言っていました。
「例えば、学校で『夜更かししてはいけません』と教えても、家庭では親と一緒に夜更かししているから直らない。虚しいんですよね」

同じことが食育にもいえます。食習慣を改善するには、家庭ぐるみの食育が必要です。しかも、スムーズに受け入れられるように、みずから「気づき」が生まれるように。

そして、食育は楽しいものでなくては逆効果。「おいしい記憶」とは、楽しい記憶なのですから。

日本の食育はまだ始まったばかりです。今、現代人に欠けているものや「食」の大切さに気づき、一家そろって食卓を囲み、休日には一家で楽しく料理をする、そんな家庭がたくさん生まれるプログラムができたらいいと思っています。


*1 味覚というより、「おいしさ」の教育。

*2 最近、町内会の回覧で、近くの小学校の学校だよりがまわって来ました。何げなく読んでいると、その学校の栄養士さんがこれと同じことを書いていました。うーん、分かっている人はいる。うれしくなりました。



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