料理遊々
料理遊々トップページ食育>おいしい教室



TOP

料理のこと

食事会

味の話

食育

陶芸修行

おすすめレシピ

店主プロフィール

LINK


掲示板

食育

■おいしい教室■





2006年11月、ついに食育の講座を開催! 名前は「おいしい教室」(*1)。この日まで、準備をしてきましたが、どうなるのでしょうか。ドキドキの1回目です。

遊々の仕事のスタイルは、「まごころの現場主義」(*2)。大きな計画を作るような仕事は不向き。囲碁でいうと大模様(*3)を張るのは苦手だけど、実利に辛い(*4)、そんなタイプです。そういう意味では、地域限定版食育はぴったり。地域の人たちと仲良く進めていきます。

この日は、親子12組、25人(子どもは5歳から小4)が小学校の家庭科室に集合。スタッフは、遊々のほかに仕事場のEさん、Yさん、本店のHGさん、料理サークルの人、福祉団体の人など総勢11人です。

広いと思っていた家庭科室も、開始時間の9:30には大賑わい。子どもと大人のざわめきがスゴイ!! 遊々は、今日は先生役なので、しっかりしなきゃと気を引き締めます。

開始までの準備がてんやわんや(*5)。開始時間になっても準備が終わりません。本当は遊々が陣頭指揮で、仕切らなきゃならないところですが、こっちもテンパっていて、それどころではありません。

開始時刻5分遅れで「おはようございます」。みんなもちょっと緊張気味。そのあと、お米の研ぎ方を教えているうちに、少し緊張がほぐれてきたようです。

第1部「味の教室」の始まり、始まり〜!
いやー 面白かったですねー クイズ形式で「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」の4つの基本味から始めます。苦味はゴーヤをジュースにしたものをなめてもらったけど、顔をしかめる子がたくさんいて狙いどおり。

本格出汁(だし)で作った吸い物とうま味調味料(*6)で作った吸い物のブラインドテスト(*7)では、4割くらいの人がうま味調味料の方がうまいと感じました。あと、精製塩と自然塩と比較だとか、生のパプリカを食べてもらったり、味覚テストって面白い。最後はフレンチの鴨肉にかけるオレンジソースを味わってもらいました。

驚いたのは、大人より子どものほうが味覚がピュアなことです。吸い物も子どものほうが本物の出汁を味わい分けたり、オレンジソースでは「苦味」がある(*8)と答える子どもがいたりして感心しました。

第2部は「料理教室」。メニューは、@お鍋で炊いたご飯、Aきのこの沢煮(*9)、Bハンバーグとにんじんのグラッセ、C自家製マヨネーズで作る色とりどりの野菜サラダの4品です。

最初に師範台(*10)に集まってもらって、包丁の使い方を教えます。キッズキッチンの教え方を少しアレンジしました。

その後、ポイントごとに遊々が実技をします。いちばん子どもたちの目が輝いたのが、マヨネーズを作ったとき。卵黄をガラスのボウルに落として、そこに大さじ1の酢を加え、サラダ油を少しずつ加えながら、ホイッパーで混ぜていきます。最初のうちは、分離しないように慎重にやります。途中から液体が空気を含みだして、マヨネーズらしくなってくると、師範台にかぶりつきになった子どもたちは、「あ〜っ、マヨネーズのにおいがしてきた!」とか「マヨネーズになってく!」の喚声。

調理台では、親と子のわきあいあいの会話が弾んで、うるさいくらい。結局、予定時間を1時間くらいオーバーしたけど、無事調理を終えて「いただきます」。各調理台をまわって感想を聞きます。みんな「おいしい、おいしい」。遊々がいちばんおいしかったのはご飯。電子炊飯ジャーで炊いたのとは甘味が全然違います。みんな楽しそう。この日は、子どもたちをたくさん話をして、仲良くなりました。

最後にみんなで集合写真を撮っておしまい。一人ひとり手を振って分かれました(*11)。みなさん、「おいしい体験」をしてくれたでしょうか。

おいしい物は、人に幸せを運んでくれる。また料理が好きになった一日でした。お手伝いしていただいた皆さん、ありがとうございました。来年もまたやろうと思っています。


*1 中山美穂、唐沢寿明主演の「美味しい関係」からパクりました。名前をつけてから考えたら、けっこう講座のコンセプトにぴったりで、いい名前。

*2 H建設さんごめんなさい。

*3 大きな構想を描いて、大きな地(自分の領土)をとるタイプ。

*4 *3とは逆に、チマチマと地道に小さな地を確保していくタイプ。

*5 こういう名前の漫才コンビが昔いました。古う〜

*6 化学調味料のこと。
日本うま味調味料協会のホームページによれば、@
化学調味料という表記では、対象食品に5原味のひとつであるうま味を付与するという製品特性が反映されていない。A化学調味料ということばの持つイメージにより原料・製法について正確な理解が得られない(さとうきびを原料とし、発酵法で製造)。平成2年に改訂された「日本標準商品分類」(現総務省)や平成14年に改定された「日本標準産業分類」(総務省)などの行政用語も化学調味料からうま味調味料に変更されている、 とのこと。
しかし遊々はこの用語を使うことには、いまだに抵抗感があります。

*7 お吸い物3種。@お湯に酒、塩、醤油だけで作ったもの、A昆布とカツオ節で作った本格的なもの、Bうま味調味料で作ったものを味わってもらって、どれがおいしいか答えてもらいます。

*8 このソースをなめてもらって、どんな「味がする?」と聞きました。甘味と酸味が中心のソースです。このソースを作るとき、最初にグラニュー糖を火にかけて少し焦がすから、ほんの少し苦味が出ます。

*9 具だくさんの汁物を「沢煮(さわに)」といいます。この日は、醤油仕立てにして、最後にとろみをつけて、黒コショウを少し振りました。

*10 調理実習室の一番前にある、デモンストレーション用の調理台をこう呼びます。

*11 このころには、心地よい疲労感と充実感が。この夜の酒はおいしかった♪



戻る コンテンツのトップへ 次へ