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■干しナマコの独白■



僕、干しナマコ。稚内で生まれて、札幌の遊々家にもらわれて来ました。中国料理の高級食材です。

干しナマコ原型
これが僕

でも、遊々家では、キッチンの床下収納に入れられて半年。文字通り日陰の身です。なぜって? 遊々さん、僕のもどし方を知らないからなんですって。

そんな僕が陽の目を見たのは、遊々さんが光塩の料理講習会に参加した日。中国料理のH先生にもどし方と料理方法を習ってきたんです。

洗剤でゴシゴシ
1日目、洗剤でゴシゴシ
1晩水に漬けられて
1晩水に漬けられて

「あっ、こ、こら、よせ! そんな所までこするんじゃない!」
袋から出された僕は、まず洗剤(*1)をつけられてゴシゴシ洗われました。

次に、大鍋に水を入れてそこに漬けられて一晩。
ゆっくりと水を吸います。


















温めて冷まして
温めて冷まして
内臓を取り出して
内臓を取り出して

翌日は、そのまま火にかけられて、沸騰寸前で火をとめて、そのまま自然に冷ましました。
「ふーっ、いい湯だねー」
次の日も同じことを繰り返します。

2日たつと、ずいぶん軟らかくなってきました。大きさも、見違えるほど大きくなってしまって、もうすぐ海にいたときくらいになります。

4日目。遊々さんが手にとったのは、調理バサミ。
「ひえーっ! な、何をするんだ! あれー!!」
僕の叫びが聞こえない遊々さん。お尻からハサミを入れて、ジョキジョキ口のところまで切っていきます。内臓を取られてしまって、憐れ・・・
皮もこすられて、きれいになりました。









もどし完了!
もどし完了!
干しナマコの中華スープ
干しナマコの中華スープ

その後、2日間、鍋に入れられて、水から沸騰寸前までいって、自然に冷まされてを繰り返しました。

全行程6日間で、もどし完了! 次は調理。H先生から教えられたスープになります。

完全に戻った僕は、厚さ1ミリくらいの輪切りに。鍋に、鶏ガラスープを入れて、僕を投入。紹興酒、オイスターソース、醤油、塩、コショウで味付け。水溶き片栗粉でとろみをつけて、仕上げにゴマ油、葱油を鍋肌からたらして「干しナマコの中華スープ」の完成です。

<食した遊々さん談>
うーん、この食感。プリプリとクニュクニュの中間くらい。まさにゼラチンを食べているって感じ。お肌に良さそう。
ナマコの味? ほとんどありません。でも、とろみスープとの相性が抜群。ほかの食材と一緒に調理したらもっとおいしいだろうな。
今度、中国料理の食事会で作ってみようっと。






*1 油分が残らないように洗剤でよく洗います。



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