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■高台皿の苦悩■



高台皿

器の雑誌で高台皿というものを見て、その形に惹かれて、今度はこれを10枚作ろうと思ってからズルズルと半年。いつも、心の片隅に引っかかっていました。

こんなときは、典型的な「有言実行タイプ」の遊々。赤ぴのみんなに「今度は高台皿を作るんだー」と話してしまいます。これで準備OK・・・ だったはずなのですが、これが苦闘の始まりとは・・・ 今回は、苦労の末に10枚完成した高台皿のお話です。

まずは、最近手びねりばかりで、電動ろくろをやっていないので、ろくろのひき方の練習からスタート。すこしの間、湯飲みとか皿をひいては壊し、ひいては壊ししました。

それからK先生から皿のひき方をもう一度習って、いよいよサンプル作り(*1)です。

高台皿の難しいところは、高台のつけ方。高さがあるため、普通の皿のように削り高台にはできないので、後からつけます。問題はそのつけ方。

@普通にひいた皿をひっくり返して、裏を削った後で、丸めた粘土を載せて高台をひく。
A@と同じように裏を削った後で、ドーナツ状に粘土を載せて高台をひく。
B皿と高台を別々にひいて、2つをつける。

大体この3つのやり方が考えられます。先生方に相談すると、Aの方法が早くできそうです。

裏に粘土を載せるので、柔らかめがいいかと思い、あまり乾燥が進まないうちに裏を削り、粘土を載せてみたら・・・ 柔らかすぎて見事に失敗。崩れてしまいました。

次は少し固めにしてから、またドーナッツ状の粘土を載せてひいてみたら、あらら皿の部分に滴った水の影響で、皿が壊れてしまいました。

次は、Bの方法。別々にひいて削ってから、ドベをつけて合体させます。すごくきれいにできました。手間はかかってもやっぱりこの方法かと思いましたが、なんと乾燥の段階で真ん中にひび割れが。皿と高台では乾燥の進み方が違うので、その影響でひび割れができたようです。

ソバ釉薄い
ソバ釉、薄すぎ
ソバ釉濃い
こちらはかかりすぎ
ソバ釉ベスト
これがベスト!!
う〜ん、困った。考えたあげく、たどり着いたのが、やっぱりAの方法。今度は少し固めに乾燥させ、ドーナッツ状の粘土を載せた後は、ひくというよりはひも作りのような感じで上に延ばしていきます。皿の部分に水が垂れると、丁寧に拭き取って、慎重に成形。今度はうまくいきました。乾燥させてもひび割れはできません。一度やり方がわかるとあとは簡単。ひいて、削って、載せて、ひいてと、流れ作業のように作っていきます。

次は釉薬がけ。前もって、あめ釉(*2)の上にソバ釉(*3)をかけることは決めていたのですが、そのかかりかたが微妙。ソバ釉は、うまくかかるときれいですが、薄いと意味がないし、濃すぎると野暮ったくなります。

サンプルで作ったものは、薄くてだめ。あめ釉のかかりももう一つです。本番はもう少し厚くかけました。これが正解で、思いがけず青っぽい色もでて、いい出来。しかし、10枚のうち8枚は厚くかかりすぎてしまいました。

でも形もまあまあ揃っているし、満足、満足。早く食事会で使いたいと思います。













*1 10枚作るときは、形と釉薬のかけ方を決めるためにサンプルを作ります。

*2 赤土にかけると焦げ茶色になる釉薬。

*3 黄色の粒状になる釉薬。



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